7月20日(日)、本校の教育活動を支援していただくため設立された「能勢高校を応援する会“町ぐるみ応援団”」第5回総会が、総勢200名の参加のもと、能勢町淨るりシアターで開催されました。まず、西田彦次会長のあいさつに始まり、山口禎(ただし)能勢町長、上島一彦府議会議員、前田佳則府議会議員より、お祝いの言葉と本会への熱いエールを送っていただきました。
そして、本校からは、ダンス部が「夏だ元気にはっちゃけよう!」を表現したダンスパフォーマンスを披露しました。続いて、農業クラブが「能勢町の活性化~食と観光を通して~」をテーマに、これまで取組んできたユネスコスクール活動としての「ライスプロジェクト」、能勢町特産の「銀寄栗」や本校特産の「紫黒米」を用いた食品メニューの開発、京都新聞旅行センターと共催した「本校農場で過ごす日帰り体験ツアー」などについて発表しました。
さらに、地域再生マネージャー(総務省・ふるさと財団)としてこの7月から能勢町で活動されている斉藤俊幸さんによる「能勢高校の魅力化による生き残りと地域活性化」をテーマとした約1時間半の講演会が行われました。
斉藤さんは、これまで熊本県荒尾市をはじめ多くの地域で農林水産業の6次産業化を通じた地域おこしや地域再生に携わってこられました。また、秋田県由利本荘市では、国際教養大学への進学に向けての英語合宿をプロデュースされるなど、グローバル人材育成においても多くの実績を積み重ねてこられました。
この日の講演会では、「日本創成会議」による消滅可能性都市の第24位に能勢町がランキングされたことから、能勢町行政に対する厳しい指摘からはじまり、斉藤さんがこれまでに携わった地域おこしの成功例の紹介により、多くの参加者が自分の力で町づくりに貢献しようという気持になりました。また本校に対しましては、地域といっしょになりワイン醸造など6次産業化に取り組み、町の活性化に貢献すること、学力向上のための自立学習をめざし放課後等の学習環境を整備すること、文部科学省のスーパーグローバルハイスクール事業の研究指定などについての提案をいただきました。最後に「能勢高校を応援し、能勢の町を元気にしよう」の力強い言葉で講演を締めくくっていただきました。